amazonの創業者ジェフ・ベゾスが、プリンストン大学生へスピーチで紹介した言葉です。
その中で、ジェフが幼い頃、祖父母と乗っていた車の中でのエピソードを紹介しました。
タバコを吸うお婆ちゃんの後ろの座席で、
何かの広告で知った『タバコひと口で2分の寿命が縮む』という知識を用いて
『一日に吸うタバコの本数、その1本で何口吸うか』を算出して祖母に鼻高々に言ったそうな。
「ひと口で2分なら、もう9年も寿命が縮んだね!」。
てっきり、「なんて賢い子なんだろう。一年が何分か計算して割り出したんだね!」と
褒めてもらえると思いきや、お婆ちゃんは泣き出してしまいます。
お爺ちゃんが車を止め、車の外にジェフを呼んで静かにこう言ったそう。
「ジェフ、賢いよりも優しい方が難しいんだ。いつかお前にもわかる時が来る」
賢さやリズム感、運動神経、はたまた生まれた家庭の財力や
親のコネクションなども含まれると思いますが
“才能”は生まれ持ったもので、それを持った人が使うことは簡単であり、
一方、優しさは『選択』なのだそうです。
「選択は難しい。うっかりすると“才能”に溺れてしまい、選択を誤ってしまう」
とスピーチの中でジェフは言います。
続けて学生たちに、持っている才能をどう使い、どう選択するかを問いかけました。
惰性で生きるか、情熱を追いかけるか。
他人と同じになるか、誰とも違う自分になるか。
楽な道を選ぶか、誰かの為に挑戦し続けるか。
批判されたら引き下がるか、信念をを貫くか。
間違ったら誤魔化すか、謝るか。
傷つくことを恐れ何もしないか、惚れ込んだら行動に移すか。
安定をとるか、少しむこうみずに突き進むか。
困難な時に諦めるか、挑戦し続けるか。
言い訳や批判だけで終わるか、自ら何かを作り出すか。
誰かを傷つけてでも自分の賢さを主張するか、それとも人に優しくなるか。
『成功して優しさをを説く』って、とても夢があると思います。
お爺ちゃんとお婆ちゃんは、ジェフを誇らしく見守ってる事でしょうね。