「さびしい」という言葉には、いくつの漢字があり、それぞれ少し違う意味を持つのだそう。
一つは、『寂しい』
静寂(せいじゃく)でも使われるこの字は、空間が空いてる様や、人が少ないなど、情景、状況を表します。
そして、『淋しい』
涙が溢れるような、かなしい心情で使われる漢字です。心細さや孤独を感じる心情を表します。
この二つは一般的によく使いますが、実は、もう一つの書き方があるそう。
それは、『愛い』
愛する人に会えなくて悲しい気持ちや、失った時の事を思うと感じる、あの『さびしさ』です。
『さびしい』と聞くと、ネガティブな印象の言葉だと思いがちですが、誰かを好きになって、『愛(さびし)い』と想える心は、とても素敵な事だと思います。