これは、ビジネス界でよく用いられる言葉です。日々の仕事に振り回されてた木こりが仕事から解放された時、自分の使っていた斧がボロボロになっていた事に気付き、忙しくとも道具を手入れしておけばよかったと後悔の念を綴っています。
日頃の仕事に振り回されていても、時に自分を客観視したり、しっかりとチームや部下の事、社内のシステムに向き合う事で、もっと効率の良い仕事が出来ると教えてくれますが、この話はビジネスに限ったことではありません。
仲間たちや、自分を支えてくれている家族、言葉を交わす全ての人に対して丁寧に接する事で、効率はもとより温かな家庭、充実した人間関係が築けると思います。
特に子育て中の家庭では毎日が大切な時なので、夫婦や子供の話をしっかりと聞く事で家族はトラブルを小さなうちに回避したり、お互いが相談し合い、心のゆとりを持つことでその後の仕事にも、また生活にも潤いがもたらされると感じます。
仕事はたくさんの仲間やお客様で成し遂げるもの。そして同時に支えてくれる家族があってこそ輝くものです。
「働く親の背中を見て子は育つ」と言うのは、斧を磨く暇が無い、と思い込んでる親や上司の言い訳かもしれません。自分の斧はちょくちょく磨きたいものですね。